口述試験の実際上のポイント

★口述試験の実際上のポイント

(1) 口述試験に臨むにあたっての気持ちの持ち方

  • 常識人としての言動が極めて重要――服装・礼儀正しいマナー・言葉づかい・髪型等
  • まず、始めに礼儀正しいビジネスマンであることを試験委員にアピールする。産業財産権法の理解内容は二の次。
  • 試験委員とのスムーズな会話のやり取りを実現していくことを最重要視する。
  • 試験委員から出された助け舟には素直に応じていく。
  • 試験委員からの誘導質問には素直に誘導に従って、当初想定されている答え(口述内容)に合わせていこうとする姿勢が極めて重要。――議論しようとするのではなく試験委員との間でなごやかな雰囲気を作り出していくという姿勢が重要。

(2)口述試験の試験室の外から内に入って椅子に座るまで

  • (受験生は試験室の閉った扉の外側に立っている)(服装・身なり・携帯電源OFFを確認)
  • 試験委員:「では、次の方、入って下さい。」
  • 受験生:(扉を2回軽く叩く)(扉を開け部屋内に入る)(軽く会釈)「宜しくお願い致します。」
  •     (会釈するときの腕・手のひらは前で握るよりも、体の真横のほうが見映えが良い)
  •    (試験室内の机のイスのところまでゆっくり歩く)(止まって、試験委員のほうを穏やかに見る)
  • 「受験番号:○○○○○○○○。(氏名)です。」
  • 試験委員:「では御着席ください。」
  • 受験生:「はい、宜しくお願い致します。」と言いながら(着席する)
  •      (着席したとき、手のひらを膝の上にのせる。絶対に机に肘をついたり、手のひらを机の上にもってくることはしない。)

(3)椅子に座ってから総括質問が終わるまで(総括質問は省略される場合がある)

  • 試験委員との間でなごやかな雰囲気を作り出していくという姿勢で質問にこたえていくことが重要。

(4)法律科目の試験開始から終了まで

  •  質問にどうしても答えることができず、条文を見る必要があるときは、黙り込まずに「条文集を見てもよろしいでしょうか?」と発言し、試験委員から「どうぞ見て下さい。」と了解をとってから条文集を手に取る。何の断りも入れずに条文集を手に取ることは厳禁。試験委員の了解を得てから条文集を手に取り、条文集の該当条文を見て回答内容を決める。その後、条文集を静かに閉じて机の上に置く。その後、試験委員の方を見ながら回答する。条文集を見ながら回答することは厳禁。

(5)法律科目の質問が終了してから試験室を出るまで

  •  試験委員から「ではこれで質問を終了します。」と言われれば、座ったまま「どうもありがとうございました。」と軽く会釈しながら挨拶し、座った位置から立って椅子を元の位置に戻してもう一度軽く会釈しながら「ありがとうございました。」と挨拶する。その後、試験室の扉の前でもう一度軽く会釈しながら「ありがとうございました。」と挨拶し、扉の取っ手を引いて試験委員の方を向いて軽く会釈しながら「失礼致します。」と挨拶し試験室から出て扉を閉める。

(6)口述試験において絶対にしてはいけない言動(各受験生は必ずこれを守って下さい)

  • ①試験委員からの質問に対して黙り込んで何も言わないこと
  • もし、試験終了まで何等の実質的な内容も話さなければ、確実に不合格ですので気をつけて下さい。(対策)条文集をみて解決するのであればすぐに遠慮なく「条文集を見てもよろしいでしょうか?」と発言して試験委員から「どうぞ見て下さい。」と了解を取ってから条文集を手に取って該当条文を読み回答内容を決めるようにする。
  • ②試験委員と議論しようとすること
  • 口述試験の質問・回答の内容は既に決められています。既に決められている回答は何かを探りながら回答していくことが重要です。試験委員に受験生から議論を吹っ掛けても試験委員が困るのです。(対策)ひたすら、既に決められている回答は何かを探りながら回答していって下さい。
  • ③試験委員の発言に抵抗しようとすること
  • 試験委員の発言に対して「いいえ、私はそうは思いません。」「私の考えではこうあるべきだと思います。」というような発言は厳禁です。(対策)ひたすら、既に決められている回答は何かを探りながら回答していって下さい。

★泣いても笑ってもこの口述試験で終わりです。
万全の準備をして弁理士試験最終合格を勝ち取ってください。