本年度(2009年度)弁理士試験の実態
上記最新統計数値からみる弁理士試験(短答・論文・口述試験)の実態から、次のことが明確になります。尚、計算過程のなかで一定の仮説を入れていること、及び四捨五入の影響や特許庁での所定期間の審査経験をした方の影響等は考慮に入れていませんので、正確な人数は若干、事実からずれる可能性のあることはお含み置き下さい
- 短答合格者は、2008年度:2865人から2009年度:1420人へと約半減しています。また、短答受験者数が2008年度:9679人から2009年度:7354人へと約2300人の大幅減少となっています。これは、明らかに、去年の論文試験不合格者の持ち越しが本年から認められたことが主な理由であると考えられます。
- 論文試験受験者:3336人のうち、持越した者:1916人・新合格者:1420人の割合で、新しく短答試験に合格した者よりも去年短答試験に合格して持ち越した者のほうが多い点が特徴です。
- 去年:2008年度の弁理士試験・口述試験に不合格だった者は口述受験者:648人から口述試験合格者:574人を差し引いて74人です。
- 上記した点から、2009年度の短答試験は約5人の短答受験者に対し1人の短答合格者がでていることになります。
- さらに上記した点から、2009年度の論文試験は約3.5人の論文受験者に対し1人の論文合格者がでていることになります。
- 本年度:2009年度の口述試験受験者数は、本年度論文合格者:944人と去年度口述試験不合格者:74人 等を合わせた1019人です。
- 本年度:2009年度の口述試験合格者数即ち最終合格者数は、813人でした。
- 逆に、本年度:2009年度の口述試験不合格者数は、口述試験受験者:1019人から口述試験合格者:813人を差し引いた206人だと考えられます。
- 従って、本年度:2009年度の口述試験は約100人の受験者に対し80人が合格し、口述試験受験者の約8割が合格しました。
- 逆に、本年度:2009年度の口述試験は約100人の受験者に対し20人が不合格となり、口述試験受験者の約2割が不合格でした。
- ★上記したことから、感覚的には、本年度:2009年度の口述試験は、口述試験受験勉強を万全にこなした者は必ず合格したと思われます。
- ★逆に、感覚的には、本年度:2009年度の口述試験は、口述試験受験勉強を全くしなかった者は必ず不合格であったと思われます。
- ★上記したことを総合すると、本年度:2009年度の弁理士試験・最終合格率は、短答(1/5)*論文(1/3.5)*口述(8/10)
- =約0.0457=約4.6%位です。
- (注)この最終合格率は、本年度の短答試験に合格し続けて論文試験に合格しさらに続けて口述試験に合格した場合を想定した数値です。従って、特許庁発表の最終合格率(8.5%)とは異なっています。
来年度(2010年度)弁理士試験に関する予想
- ◎本年度:2009年度論文試験不合格者は、論文受験者:3336人から論文合格者:944人を差し引いた2392人です。
- ◎従って、予想される来年度:2010年度論文試験受験者は予想来年度短答合格者を約1500人とすると1500人+2392人=約3892人位になると思われます。
- ◎また、予想される来年度:2010年論文試験合格者は、上記予想される来年度:2010年度論文試験受験者:3892人*本年度論文試験合格率(0.28297)=約1101人と思われます。
- ◎逆に、予想される来年度:2010年論文試験不合格者は、来年度:論文試験全受験者:約3892人から来年度論文試験合格者:約1101人を差し引き約2791人位だと思われます。
- ◎従って、来年度論文試験合格者:不合格者=1101人:2791人位だと思われます。
- ◎また、予想される来年度論文試験受験者は、新論文受験者(約1500人):持越受験者(約2400人)の割合になると思われます。
- ◎予想される来年度口述試験受験者は、予想来年度口述試験受験者(約1101人)に本年度口述試験不合格者(206人)を足した約1307人位だと思われます。
- ◎予想される来年度口述試験合格者は、予想来年度口述試験受験者(約1307人)*本年度口述試験合格率(0.7978)を掛け合わせた約1043人位になると思われます。